「…貴方、誰だっけ?

どこかで見たような…」

そこまで言葉が出たと思ったら、

突然の睡魔に襲われ、

私はその人の胸に倒れこんだ・・・



・・・


ついさっきまでは何ともなかったのに・・・




「私はここの社長、

神宮寺翔です・・・

今夜は貴女をさらいに来ました・・・」


・・・

遠のく意識の中、

そんな言葉が、かすかに聞こえてきた。

・・・

神宮寺翔?

・・・

嘘でしょ?

・・・

一体何がどうなってるの・・・?


そこで、

私は意識を失った。