『冬美は僕の大事な友人です。
貴方から、冬美を奪う事は、
最初から考えてなんかいなかった。
ただ、大事な友人を、貴方に託していいか、
確かめただけです。
…貴方なら、大丈夫そうだ。
冬美を、大切にしてあげてください』
・・・
紙を読んだ翔は、
マイクを見上げた。
・・・
マイクは、ニッコリ微笑むと、
立ち上がり、
私の方を見つめた。
・・・
『幸せになって』
口パクで言った英語。
・・・
私は涙を堪えきれず、
一粒、二粒、流していた。
・・・
マイクが去って、
私と翔の二人きりになった。
・・・
静かに風だけが、
二人の間を流れていく。
貴方から、冬美を奪う事は、
最初から考えてなんかいなかった。
ただ、大事な友人を、貴方に託していいか、
確かめただけです。
…貴方なら、大丈夫そうだ。
冬美を、大切にしてあげてください』
・・・
紙を読んだ翔は、
マイクを見上げた。
・・・
マイクは、ニッコリ微笑むと、
立ち上がり、
私の方を見つめた。
・・・
『幸せになって』
口パクで言った英語。
・・・
私は涙を堪えきれず、
一粒、二粒、流していた。
・・・
マイクが去って、
私と翔の二人きりになった。
・・・
静かに風だけが、
二人の間を流れていく。