「翔、違うの」
そう言って起き上がった冬美を、
ギュッと抱きしめた。
・・・
心ではそんな事、
これっぽっちも思ってなんかない。
あんな男に、冬美をやるなんて、
嫌なんだ。
・・・
だが、
それで冬美が幸せになれるなら・・・
「オレはもう・・・
冬美を愛してない」
心とは真逆の言葉を、
冬美に言ってしまった。
これがサヨナラの言葉。
・・・
冬美、オレはお前を、
今も愛してる・・・
そっと、冬美から離れたオレは、
それ以上何も言うことなく、
病室を出ていった。
そう言って起き上がった冬美を、
ギュッと抱きしめた。
・・・
心ではそんな事、
これっぽっちも思ってなんかない。
あんな男に、冬美をやるなんて、
嫌なんだ。
・・・
だが、
それで冬美が幸せになれるなら・・・
「オレはもう・・・
冬美を愛してない」
心とは真逆の言葉を、
冬美に言ってしまった。
これがサヨナラの言葉。
・・・
冬美、オレはお前を、
今も愛してる・・・
そっと、冬美から離れたオレは、
それ以上何も言うことなく、
病室を出ていった。