「初めまして、近藤秀明です。

これから何かと、プロジェクトで、

顔を合わせると思いますので、

宜しくお願い致します」



「こちらこそ・・・

宜しくお願い致します」



「本当は、初めてではないんですけどね?」


そう言ってニコッと微笑んだ秀明。

・・・

オレは秀明に、

どこかで会っていた?

いや、しかし、

オレは秀明にあった記憶は、

どこにもない。

・・・

「・・・初めてだと思いますが?」

「いいえ・・・

前に、こちらの会長に会いに、

会社に来た時、

神宮寺社長が、綺麗な女性を連れて歩いてる時に、

お会いしたんですよ?

女性の方は、会釈をしてくれたのですが」


・・・

オレはハッとした。

疑問に思っていたことが、

すべて繋がった。