和人side





鈴――――…



“来ないで”



初めて耳にした鈴からの拒絶



それは俺の心に傷を負わせた



「ねえ和人」

「…」



俺は場に合わない声で俺を呼ぶ

隣の女を思いっきり睨んだ




臼井 三咲

俺の幼なじみ




「さっきの子、お隣さんなんだ」