俺は右足を少し引きずりながら戻った ドアを開けるともうカーテンは開き 鈴が俺の方を振り返った 「あ、和人、おかえり」 「ただいま」 「見て和人、空、すごく綺麗」 鈴の隣に立って空を見上げた 真っ青だった 雲ひとつなかった 確か喧嘩した日は曇りだったな 喧嘩日和だったっけか チラッと鈴の顔を見ると 頬には涙の跡が光っていた