「は?」 「ちょっとおいで」 俺が入っていくと奥にはソファと 机が置いてあってちょっとした 談話スペースが設けられていた 「ほら座んなさい」 「ども」 「右足は、大丈夫なの?」 「まだ痛いっすけど」 浅井さんはコーヒーを飲んで 「で?」と俺に聞いた 「……鈴の、事なんですけど」 「だろうと思ったわよ」 「何の病気なんですか、鈴は」 俺が聞くと浅井さんは溜息