和人side





「っう…鈴…っ……鈴……!!」

「横井君……」



目の前には安らかな顔をした鈴




鈴、

好きだった、大好きだった




「和人!」って呼ぶ可愛い声も

キスをした後の真っ赤な顔も



全部全部、愛しかった―――……




「鈴……愛してるよ…」



俺はもう一度、動かない鈴の

唇に自分の唇を重ねた