――――――― それからずっと鈴は目を開けなかった でも俺は毎日鈴に話しかけた 手をギュッと握りしめながら 「鈴、俺の声聞こえるか?」 「……」 「起きるの、待ってるから」 案の定返事はない 鈴の口は固く閉ざされたままだった 「横井君」 「浅井さん…」 「あなた、もう1週間後退院よ」 「…もうそんな時間か」