授業も終わり、さっきあったことをそのまま蒼に話した。
「それでね、その人凄いかっこよかったんだよ」
「まさか!その人が梨花子の王子様!?」
「うひひ」
「うわー。そんな人いるんだね。」
「連絡した?」
「ああああ!」
「どうしたの?」
「連絡先結局聞けなかった・・・」
私はなんてことをしたんだ
せっかく見つけたのに・・・
「制服だった?」
「うん。」
「ネクタイは?」
「顔に集中してて見てない。」