夏のおくりもの


「ありがと。じゃあ今日は一日よろしくね、友里に友里のおばさん。」
「こちらこそよろしく!」

そう言って友里と友里のおばさんはブイッっとピースサインを同時にした。
意気投合していて、こういうのを見るとやっぱり親子なんだなあって思う。

私は、私には…いない。

母親もいなければ、父親もいない。

「………。」

それを思うと私は急に物寂しくなった。

「ん?どうしたの歌奈。」
「あ、いや。なんでもない。」