夏のおくりもの


「わあ…!」

中から出てきた浴衣は、白地に金魚の柄をあしらった、ちょうど4~5歳くらいの子が着そうな可愛らしい浴衣だった。

「これ、本当に着ていいの…?確かに背丈もちょうどいい感じだけど…」
「ああ良いよ。それはおばあちゃんが昔若い頃着ていたものだったんだよ。」
「え、そうなの?」
「もう私は着られないから歌奈ちゃんにあげるよ。」
「本当!?ありがとう!」

私はその時子供のように飛び上がって喜んだ。

でもちょっと恥ずかしかった。