「なんて!冗だ━━━━」 「いいの!?」 私の言葉を遮った椎名の返事に、また驚かされる。 椎名を見ると、キラキラした目でこっちを見ていた。 「い、いいよ!」 すると私の目の前でパァッと花が咲いたように椎名が笑う。 「助かった!外さみぃし、金ねぇし!」 レジで支払いしてるとき、 まぁ、ちょっとだけなら大丈夫だよね と思いながら、後ろに椎名を連れてスーパを出た。