私、安達 星羅(セイラ)は人には見えない物が見えて

しまうという迷惑な能力を抱える高校2年生。



どんな能力かは詳しくは教えられない。


知られたら私は……生きていけない。



見えないものを見るというよりも私は

死神のような恐ろしい存在なんだと思う。


「はぁー…」


私はひとつため息を溢した。


すると教室にいる皆が一瞬だけ私の方を見て

怖い顔をした。


そして、ヒソヒソと影で悪口を言うんだ。