アンブレラ☂


「あれ…?紫風ちゃん?」


アンちゃんがこちらをじっと見て

芽生紅の家の方まで来た。



「うん。アンちゃんは
これからどっか行くとこなの?」



「…………まぁね?もう着いたけど。」



「えっ…?」



アンちゃんは一瞬、

不思議な笑みを浮かべた。


だが、私がもう一度顔を覗きこんだ時には


いつものアンちゃんに戻っていた。



「紫風ちゃん、傘無いんでしょ?」