「家、近いし寄ってきなよ?今日晩ご飯、
雷希の好きなハンバーグなんだ♪」



「マジでっ!!じゃ、行く!」



雷希は私に満面の笑みを見せた。


雷希が笑ってくれるのはいつもハンバー

グとサッカーの話をしてる時だけ。


それでも私は良いんだ。



『好き』なんて言えないけどこうして

2人きりの時間があるならこのままでも…



そう思ってた。



あの子が来るまでは――――……