「知ってるって何を?」 「明日、転校生が来るんだってさ。 確か名前が…。」 私はそれを聞いて正直焦った。 だから、バッと足を早めて雷希の 前にひょいっと顔を出した。 「ねぇっ?そんな事よりさ、 雷希、今日、家に寄ってかない?」 私は強引に雷希の話を切り変えた。 名前は知らないけど知ってるよ…。 転校生が可愛い女の子だってこと。