私は思わず上を向いた。 すると彼は優しく微笑んでいた。 「晴れたねっ!」 そう言って私の傘からでて空を見つめてた。 「そうだね。」 私は傘を閉じて小さく笑った。 「ところで貴方の名前は…?」 「僕は、桜井 晴(ハル)。高校1年。」 「晴くんね。私は、雨森 アン。同じ高校1年よ。」 そう言うと晴くんは優しく微笑んだ。 「アンちゃん…仲良くしてね!」 そのキラキラと眩しすぎる笑顔で笑った。