「夏目さん?」 男子の声… 彼じゃない… いや、彼なんかどうでもいい。 「体調でも悪いの?」 誰だって優しいわよ。 上履きには『上村』と書いてある。 同じクラスだった上村君だった。 興味はないけど、なかなかイケメンで性格もいいとか。 でも、上村君を前にしてもはるき君が頭をよぎる… やめてっ! はるき君と関わってはいけないの! 無理やり頭の中を空っぽにして 「上村君…」 名前を呼んだ。 大丈夫。 上村君だってはるき君だって同じものよ。