行きと打って変わって体が重い… 今すぐ座り込んでしまいたいくらいに。 どうしてなの? さっきの彼の優しさを全部振り払ってしまったと感じて、苦しい。 涙がまた滲んでくる… それでも立ち止まらずに、靴箱まで来た。 誰か…この訳の分からない涙を止めて… …優しさを…ちょうだい… 誰もいないと思って、靴箱に寄りかかってうなだれる。 止まって、涙。