辛くて、公園の中に逃げ込むように入る。 ぐちゃぐちゃになった感情が体を駆けめぐって 早く出してと言ってる。 ザァ…と突然風が吹いた。 少しぼやけた視界の中 白に近い桃色の粉雪が、天へ舞っていく。 頬に一筋の雫が伝った。 開けた視界に真っ青な空。 優しくて、ホッとした… はるき君みたい…。