…璃花も分かっているのだろうか? 自分の欠けているものを。 俺は今知った。 璃花を思って気づいた。 泣き疲れて眠る君は、もう俺に気を許した? こんな、自分のことを明かさない俺なんかに… 身をゆだねてくれているのか? 俺まで泣きそうだった… 必要としてくれているのかなって思うと 姉ちゃんを守りきれなかった昔の俺が救われたみたいで そのきれいな瞼にキスを落としてしまいそうなくらい 嬉しくて… 泣きそうだった…