あたしは昼休み借りていた本を返しに図書室へ向かった。図書室には資料の古臭いにおいがした。 「あっ、ゆ、うきだめだよ。ここ学校だよ。」 「少しぐらいいいじゃねえか」 「で、でも、あっ、だ、め・・・」 結城。あなたはあたしのことを好きといったのは嘘だったんだね。どうして?どうしてほかの女の子とやっちゃうの? あたしはつい、持っていた本を落としてしまった。 「あ・・・」 女の子は 「あたしはいくね!」 そういって去って行った。