学校の地味子はアイドル【完】




「はい、では最後のシーン行きます。よーいアクション!」



あたしの番だ。がんばろう。


「結城くんはあたしを選んでくれないの?」


あたしは精一杯、子犬のような目をした。ほんとにあたしを選んでほしいみたいに。