だけど、あたしの傷の範囲はだんだん広がり手首だけにはとどまらず…腕全体や足、お腹、太ももなどあたしの身体は傷だらけとしか言いようがなかった。 傷が多いだけに目立つ。 しかも、今は9月半袖の時期だった。 あたしの隠しきれてない傷を見ては何それー?どうしたの?と 聞いてくる人もいた。 あたしは"なんでもないよ。ただ少し怪我しただけと下手過ぎる嘘をついていた。" それでも中には"そうなんだ。気を付けてね。"と言う人と"絶対嘘でしょ!リスカでしょ!"とはっきり言う人。 にわかれてた。