NO.1総長が男子高に!?<上巻>



だから、今部屋にいるのは……


慧と私だけ……


龍斗は、いつの間にか居なくなってた。


てか、気まずいんだけど……


慧ってあんまり、喋らないし。


慧「璃乃…」


「え?何?」


慧が喋りかけてくれた…!!!!


嬉しいけど……


名前呼んどいて……


何もないのかよ!?


慧「………」


私は、溜め息をついて慧に話しかけた。


「はぁ…で、何のよう?」


慧「…出掛けよう…」


「は!?」


今、本当に慧が言ったの…!?


あり得ない……


いやいや。あり得なさすぎ…!!!!


珍しいこともあるんだ……


「別にいいけど…私、男装でいい?」


一瞬、嫌な顔をした慧。


もう、何なの…?


慧「…なんで…?」


「慧と一緒に出掛けると…女達に睨まれるの」


あの苦労は、千里も知ってるはず。


てか、女に睨まれても……


怖くないし。


まぁ。お返しとして、にらみ返してるけど。


そうしたら、女共は逃げるんだよね(笑)