NO.1総長が男子高に!?<上巻>



「じゃあ、どうしたらいいの!?」


千里「あー。今日、喋ったんだよね?」


喋った…?


「うん。話しかけられたから」


話しかけられたから、“仕方なく”ね。


千里「どんなしゃべり方をした?」


どんなしゃべり方…?


色んなしゃべり方があるわけ…?


それは、知らなかった……


「普通」


千里「じゃあ、無理」


「は!?」


普通のしゃべり方をしただけなのに、無理なの!?


もう、決定してるの…!?


千里「あのね…普通のしゃべり方をしてたなら…急に媚びたらばれる」


マヂっすか……


最悪……


「じゃあ、どうしたらいい?千里先生」


私は、わざと先生を強調した。


そうしないと……


千里は、ケチだから教えてくれない。


千里「うーん…やっぱり、無視しよう!!」


「え!?」


無視!?


私……


無視、無理。


千里「それかー。龍斗と一緒にいるか」


「龍斗と?」


それは、いい考え。


龍斗とあいつらは、仲悪いし。


「そうする」


千里「龍斗には、言っときなさいよ」


「へーい」


千里は、あくびしながら幹部室を出ていった。