NO.1総長が男子高に!?<上巻>



「璃乃姉~!!終わった~!!」


やりおわった後の龍斗は、すっきりした顔をしてた。


そんなに嬉しかったの…?


よかったね。


「お疲れ」


「璃乃~!!!ひどい…!!!」

「うるさい。で、話しがあるんじゃないの?そして、お母さんを起こして」


「うん。ある。わかった~」


あるのかよ……


私、部屋でゴロゴロしたかったのに……


あれ?そういえば……


「龍斗、学校は?」


「んー?行ってもサボってるし~。大丈夫」


本当に大丈夫なの?


留年するよ…?


「留年は、大丈夫。テストの点がよかったら、留年なしだし」


「へぇ~」


変わった学校だね。


そういうところっていいよね……


「あ。話しそれた…で、用は?」

「えーと…」


親父が私の顔をチラチラ見る。


なんなのよ?


キモいんだけど。