「璃乃姉~!!終わった~!!」
やりおわった後の龍斗は、すっきりした顔をしてた。
そんなに嬉しかったの…?
よかったね。
「お疲れ」
「璃乃~!!!ひどい…!!!」
「うるさい。で、話しがあるんじゃないの?そして、お母さんを起こして」
「うん。ある。わかった~」
あるのかよ……
私、部屋でゴロゴロしたかったのに……
あれ?そういえば……
「龍斗、学校は?」
「んー?行ってもサボってるし~。大丈夫」
本当に大丈夫なの?
留年するよ…?
「留年は、大丈夫。テストの点がよかったら、留年なしだし」
「へぇ~」
変わった学校だね。
そういうところっていいよね……
「あ。話しそれた…で、用は?」
「えーと…」
親父が私の顔をチラチラ見る。
なんなのよ?
キモいんだけど。

