「冬は、嫌がってんじゃん」
冬は、嫌って顔してるし。
私が断るたびに冬が嬉しそうな顔をする。
爽「そうですね…」
京「多数決したら、ええやん!!」
多数決…?
爽「そうですね。じゃあ、リオを風月に入れてもいいと思う人は手を挙げてください」
爽の言葉で冬以外は、手を挙げた。
マヂ…?
こんなにいるわけ…?
最悪……
「あのさ…多数決しても意味ないぞ?」
どうせ、入らないし。
爽「せっかく、多数決したんですから…入ってくださいね?((黒笑」
あのよ……
爽くんよ……
私は、そんなんでビビらないから。
あんたより、腹黒の奴を知ってるからな。
「嫌だ」
私の言葉に皆がびっくりしてる。
爽「そんな人…初めてですね…」
曉「あぁ」
陽「ねぇー!なんで、冬はリオを仲間にしたくないのー?」
あれ?確かに……
私は、男の格好をしてるし。
女だとは、ばれてないはず。
なのに、そんなに嫌がるわけがわからない。
冬「…俺もわからない…」
はぁ?自分でもわかんないわけ?

