NO.1総長が男子高に!?<上巻>



「話があるの…」


陽と冬が真剣な顔をしてる。


「わかった。入れ」


私は、部屋に2人を入れた。


「とにかく、座れ」


2人が座ったから、私は早速聞いた。


「何の用だ…?」


「龍斗の話し…」


龍斗の…?


「龍斗は…風冠の1人なの…?」


ーーピクッ


なんで、それを…?


「僕達、前風冠にいたの…族潰しとかしてたんだけど…風月の総長に拾われて…僕達は、風冠を辞めたんだけど…」


やっぱり……


拾われたんだ…?


まぁ。その時の総長は、碧にぃだしね。


私が頼んだんだけどね。


まさか、それで辞めるとは思わなかった。


「僕達、今風冠の残りを探してるの!!」


陽の気持ちは、わかるけど……


「探してどうするんだ?」


「え…?」


答えられないのに、探すんだ?


「中途半端な気持ちで探すな」


「ご、ごめん…」


ーーガラッ


「リオ…もう、いい…」


「龍斗…」


龍斗は、何かを決意したような顔をしてきた。