「俺…4人しか聞いてない…」
「嘘…」
ちゃんと説明しとけよな……
碧にぃのアホ。
「で、あと2人の1人が陽なの」
「嘘…」
私もびっくりした。
そりゃ、びっくりするよ。
まさか……
私が探して風冠の1人なんだから……
「本当。で、もう1人は…冬」
「あの女嫌い…?」
龍斗……
さらっと言ったね。
「うん。あいつ」
「敵…」
「まぁ。いっか」
確かに私は、昔の仲間を探してた。
でも、あいつらは今は敵。
「龍斗。昔の仲間だったことは、忘れろよ?」
「なんで…?」
龍斗……
わかんないの…?
「今は、今。昔は、昔」
「わかった」
どうやら、わかってくれた。
「璃乃姉…」
「静かに」
私は、口の前に手をおいて静かにと表現した。
「ぼそっ))どうしたの~?」
「誰かがくる」
人の気配がする……
!?
私達の部屋の前に止まった!?
コンコン
「璃乃姉…」
「今は、リオだ。あと、向こうの部屋に行っといて」
私は、龍斗を自分の部屋に押し込んだ。
ーーガチャ
「なんのようだ?」
私は、目の前にいる奴に言った。

