NO.1総長が男子高に!?<上巻>



「俺…4人しか聞いてない…」


「嘘…」


ちゃんと説明しとけよな……


碧にぃのアホ。


「で、あと2人の1人が陽なの」


「嘘…」


私もびっくりした。


そりゃ、びっくりするよ。


まさか……


私が探して風冠の1人なんだから……


「本当。で、もう1人は…冬」


「あの女嫌い…?」


龍斗……


さらっと言ったね。


「うん。あいつ」


「敵…」


「まぁ。いっか」


確かに私は、昔の仲間を探してた。


でも、あいつらは今は敵。


「龍斗。昔の仲間だったことは、忘れろよ?」


「なんで…?」


龍斗……


わかんないの…?


「今は、今。昔は、昔」


「わかった」


どうやら、わかってくれた。


「璃乃姉…」


「静かに」


私は、口の前に手をおいて静かにと表現した。


「ぼそっ))どうしたの~?」


「誰かがくる」


人の気配がする……


!?


私達の部屋の前に止まった!?


コンコン


「璃乃姉…」


「今は、リオだ。あと、向こうの部屋に行っといて」


私は、龍斗を自分の部屋に押し込んだ。


ーーガチャ


「なんのようだ?」


私は、目の前にいる奴に言った。