「なぁ…帰っていい?」
文句が長いんだよ…
私は、早く倉庫に行って寝たいんだよ…
龍斗「ダメ。あ…風月、璃乃姉のロッカー開けてなかった…」
チッ
開けてないのかよ…!!!
龍斗「何が入ってたの?」
「仕掛けをしてたんだよ」
私は、ニヤッと笑いながら言った。
龍斗は、予想どうりの反応をしてくれた。
予想どうりの反応とはね…
わからないって顔をしてるんだよ。
本当に面白い(笑)
「開けた途端に…音が鳴るんだよ」
龍斗「…音…?」
「うん。音。すごく、煩い音よ」
耳が痛くなるような…
ある意味、みんなに迷惑かけるけどな…
龍斗「それ…どうやって持ってきたわけ…?」
呆れながら龍斗が聞いてきた。
呆れてるなんて…
ひどい…
手に入れるの大変だったんだからな?

