NO.1総長が男子高に!?<上巻>



佑「おー。そうだったな…ほい」


ヒョイ


佑ちゃんが何かを投げた。


パシッ


ついつい、取っちゃった…


私は、手の中にあるものを見た。


「…鍵…?」


そう。鍵だった。


佑「それ、ここの部屋の鍵だから」


そういって、佑ちゃんは理事長室を出ていった。


しーん


龍斗と私だけが残された。


非常に気まずいんだけど…


龍斗「…璃乃姉…」


「何?」


龍斗「…なんで、家出したの?」


あれ?家出した理由を母さんに聞いてないの…?


嘘だろ…


「親父と喧嘩したから…?」


確か、そうだったはず…


よく、覚えてないんだよな…