てか、殺気…
まだ、半分も出してないんだけど?
そんなにこいつら、弱いのか…?
私は、チラッと風月を見た。
気楽そうに遊んでいる。
陽は京をからかい…
爽は、パソコンをしてて…
曉と冬は寝てるし…
本当に自由人だな…
人のこと、言えないけど…
佑「ご、ごめんな?」
「はぁ…」
佑ちゃんの声は、私には聞こえなかった。
というか…
考え事をしていたから…
聞いてなかった。
佑「…お…リオ!!」
ハッ
「…何?」
急に呼ぶなよ…
佑「さっきから、呼んでるだろ!?」
なんか、逆ギレしてる…
何があったんだ?
「あー。ごめんごめん」
私は、棒読みで言った。
めんどくさいし。
佑「心がこもってない…」
え…?そっち…?
棒読みのことを言われるかと思って、期待してたのにな…
本当に期待外れなことをしてくれるよな…
一発殴ったろうか?
うん。そうしよう。
「佑ちゃん…歯食いしばれ」
私の言葉でわかったのか…
佑「い、嫌だ!!許してくれー!!」
最悪な雄叫びだな(笑)

