NO.1総長が男子高に!?<上巻>



てか、殺気…


まだ、半分も出してないんだけど?


そんなにこいつら、弱いのか…?


私は、チラッと風月を見た。


気楽そうに遊んでいる。


陽は京をからかい…


爽は、パソコンをしてて…


曉と冬は寝てるし…


本当に自由人だな…


人のこと、言えないけど…


佑「ご、ごめんな?」


「はぁ…」


佑ちゃんの声は、私には聞こえなかった。


というか…


考え事をしていたから…


聞いてなかった。


佑「…お…リオ!!」


ハッ


「…何?」


急に呼ぶなよ…


佑「さっきから、呼んでるだろ!?」


なんか、逆ギレしてる…


何があったんだ?


「あー。ごめんごめん」


私は、棒読みで言った。


めんどくさいし。


佑「心がこもってない…」


え…?そっち…?


棒読みのことを言われるかと思って、期待してたのにな…


本当に期待外れなことをしてくれるよな…


一発殴ったろうか?


うん。そうしよう。


「佑ちゃん…歯食いしばれ」


私の言葉でわかったのか…


佑「い、嫌だ!!許してくれー!!」


最悪な雄叫びだな(笑)