NO.1総長が男子高に!?<上巻>



「おーい。お前は、やらないのか~?」


私は、1人でいる男の子に話しかけた。


男の子は、ビクッと肩を揺らした。


下「リオさん、あいつは…最近来たんですけど…全然、喋らなくて…俺達も困ってたんだ…」


「そうか。よし。俺が話さない訳を聞いてくる!!」


下「え?リオさん?」


私は、下っ端の声を無視して男の子に近寄った。


男の子は、ずりずりと後ずさりをしている。


そんな態度をとられると…


いじめなくなるし。


「なぁ…?なんで、話さないんだ?風鈴火山のスパイさん?」


男の子の瞳が一瞬揺れた。


おっ。図星か!!


自信はなかったんだけどな~


男「なんで…」


おっ。喋った。


男「わかったんですか…?」


男の子は、目に涙を溜めながら聞いてきた。


「うーん…なんとなく?」


男「ハハッ 俺、本当に情けないっすね…」


男の子は、消えそうな声で笑った。


「あ。敬語はなし。あと、スパイさせられてる理由は?」


男「理由…?そんなの俺が…風鈴火山の幹部だからですよ…」


へぇ。幹部だったんだ?


意外…


「でも、無理矢理だろ?」


男「なんで…それを…」


男の子は、ハッとして口を塞いだ。