「ここの学校は、1~4クラスあるんだ。1は芸能科。2はスポーツ科。3は文化系。4は族や頭脳明晰の奴らのクラスに分けてあるんだ。つもり、璃乃は、4組だ」
「ふーん。そんなんで分けられてるんだ?」
それは、知らなかった。
てか、何も聞いてないし。
「ちなみに、4組は族だらけだ」
「は?」
嘘でしょう…?
「でも、璃乃は大丈夫だ」
「大丈夫なわけないでしょう?てか、どんな族がいるの?」
「…風月、青龍、闇王」
「ふーん」
風月以外は、知らないな…
てか、そんな族あるんだ?
「ちなみに風月と青龍は、正統派だ」
「闇王は、汚い族なんだね」
名前から、悪そうだもんね。
「あ。男子の時の名前は?」
「あー。リオ」
龍斗にリオって言っちゃったしね。
仕方ないか……
「てか、ばれないようにしろよ?」
「あー。大丈夫だろ。私、昔から口悪いし。あと、サラシ巻いてるし」
てか、胸からばれないし。
まぁ。私のコンプレックスなんだよね……
「なら、安心」
「あぁ」
「ついたぞ」
てか、うるさい!!!!
なんで、こんなにうるさいの!?
他の教室は、静かだったのに!!!

