俺は、ダッシュで寮に戻った。


ーーガチャ


ーーバンッ


「璃乃姉!!」


「何?てか、ドア壊れる」


璃乃姉は、優しいなー!!


ドアの心配をするなんて…


「そうじゃなくて…!!なんで、名乗ったの!?」


璃乃「悪い?私の勝手でしょ?」


確かに、璃乃姉の勝手だけど…


「王冠は、消えたって噂なんだよ!?」


璃乃「それが?」


璃乃姉は、冷静だった。


璃乃姉…


なんで、そんなに冷静なんだ?


「あ!!璃乃姉…風月の倉庫に行ってみない?」


あいつらなら、信用出来るから大丈夫だと思うんだけど…


璃乃「何言ってるの…?バカなことを言わないで」


璃乃姉は、部屋に戻って行った。


仕方ない。


あの手を使おう…


俺は、ニヤッと笑った。


龍斗side END