「とにかく、俺は寮に帰る。お前らは、そいつの手当てをしてやれ」 俺は、ボロボロの男を指差した。 曉「わかった。龍斗。王冠と今でも知り合いか?」 今でもってな~ 間近にいるんだけど…(笑) なんて、言えないし。 「あぁ」 曉「ありがとうと言っといてくれ」 そういい残して、風月は去って行った。 「変な奴ら…」 俺は、一言呟いてその場を去った。 プルル プルル 俺は、今璃乃姉の携帯に電話をかけている。 でも、さっきから聞こえるのは… 通信音だけ… 出る気配はない…