爽「でも、なんで風冠は今存在しないのですか?」
陽と冬は、唇を噛み締めている。
そんなに噛むと、血が出るぞ?
陽「それは…「風冠のある2人が辞めたんだ」
俺は、陽の言葉を遮った。
それに、驚いてる風月。
「だから、風冠は4人で行動するようになった。でも…あるとき…風冠の1人が辞めたんだ。それに、王冠は理由を聞いた。そいつは、教師になりたいから辞めると行った。そして、もう1人も家の事情で辞めた。最後に風冠は、2人になった。でも、王冠は風冠を辞めなかった」
俺は、そこまで話すと冬と陽を見た。
「なんでだと思う?」
爽「…暇潰しとかですか?」
暇潰しってなんだよ…
馬鹿にしてるのか?
「違う。待っていたんだよ…4人を…でも…いつまで、待っても…4人は帰って来なかった…だから、王冠は決意して辞めた」
俺がそういうと、冬と陽の目には涙が溜まっていた。

