私は、学校につくまで我慢していた。
龍斗を抱き締めたい衝動を……
「璃乃姉~!!」
「コラ。ここでは、リオだ」
ここで、璃乃なんて読まないでよ……
はじめから、ばれたらつまんないし。
「ご、ごめん…リオ、ついた」
「はい?」
着いた…?
もう…?
私は、目の前にある学校を見た。
…何ここ…??
「本当に学校…?」
そう。本当に学校ってぐらいの綺麗さ……
すごい……
でも、家よりは小さいね。←嫌味?
「うん。学校だよ!あ。リオは、理事長室知ってる?」
「理事長?知らない」
理事長室なんて、興味ない。