私達は、“あれ”を羽織った。
その瞬間………
和田佑と華桜と名乗る奴等の顔が青ざめている。
ーーザワザワ
人「あれって…」
人「華桜の人しか持ってない…」
人「特効服だよね!?」
と人だかりの皆が騒ぎ出した。
「あのさ…なんで、俺らの真似をしてるか知らないが…やられてる身にもなれよな?こいつらが、昨日から機嫌悪いんだよ」
私は、慧達を指差した。
佑「す、すみません!!!華桜みたいになりたくて…」
「じゃあ、なんで華桜と名乗った?」
「下っ端が面白半分で…」
面白半分…?
「おい。俺らをなめてるのか?なにが、おもしろ半分だよ。そんなんで、俺らの名を名乗るな!!!」
私は、大きな声を出した。
みんなに聞こえるように。

