「ちょっと。ルナさん。」
「はい…?」
「畑にゴミが入ったようです。見てらっしゃい」
「…はい、お母さま。」
お母さまのエリ。
美人だけど、とっても冷たい人。
外に出てみると、さすが真冬。
雪は降ってないけど、空は真っ黒で
冷たい風が吹き付けるせいで
凍え死んでしまうんじゃないかってほど寒い。
「ってかなに?ゴミって!
そんなの、窓からどうやって見つけたのよ!」
家族揃って本当に意地悪だわ!
お父さまは…
もっとお優しかったのに。
お父さまのゼンは、私を引き取った張本人で、私にとても親切にしてくれた
この家での唯一の居場所だった
だけど
一年前
死んだ

