【藍佳side】


「えぇぇぇぇ?!」


びっくりしすぎてあたしは真澄の手を握って立ち上がった。


急にあたしの家に来た真澄は、
正式に婚約したことを報告してくれた。


すごく嬉しかった。


ずっとずっと紳くんは真澄が好きだったから。


「そっかー、そっかー」


「うん。いつか、藍佳たちみたいな家族になりたいな」


「えへへ」


そんな風に言われると嬉しいなぁ。