続!クールプリンスはあたしの旦那




それからは沈黙。


すると、そっとあたしの手を握った。


「行こ」


あたしはそれだけで真っ赤なのに、
紳は平然としてる。


なんかムカつく。


「どこ行くの?」


「普通に、ショッピングとか?」


えっ。


あたしは嬉しくなった。


紳は知ってたんだ。


あたしが、お金持ちのような生活を送るのがいやなのが。