【透side】 今日は珍しく妃南が教室に来なかった。 だから、周りが平和。 友だちの雅也もうるさいけど、 妃南が来たらもう取り返しの着かないくらい騒がしくなる。 家に帰って、復習。 これくらいしないと、行きたい大学には行けない。 俺は、きちんと自分の夢を叶えて 妃南にきもちを伝えるって決めてるから死ぬ気でがんばる。 「透ー?」 部屋に入ってきたのは母さん。 なんだか、心配そうに眉を垂れ下げてる。