そこからはあまり、記憶がない。 だけど、ソファーの上だったから 腰が痛くて動けない。 「ごめん、痛いよな」 「ううん、いいの」 「M?」 「ち、ちがうもん!」 ペシッとたたくけど、そんなのお構いなし。 あたしを抱き抱えると、ベッドに連れて行ってそっと下ろす。 「おやすみ、藍佳」 「…うん」