意地悪な幼なじみの君に恋をした




【郁理side】



これは困った。

彩葉のやられてることに気づいてやれなかった。


助けてやるとか豪語しちゃったしー…


マジでどうしよう。


犯人として候補があがるのは…元カノ。

ってゆっても人数が多すぎる!


「はぁー…俺ってバカ…」


部屋のベッドにバフッと倒れこんで天井をジーッと見詰めた。


彩葉は泣きたくなるほど、悩んで溜め込んで、誰にも相談できなくて……


せめて俺だけにでも言ってほしかった、ってゆうのが本音。


だけど彩葉なりに考えたんだよな?

チビのくせにたくさん抱え込みやがって…。


うまくいくかわかんねーけど、助けるから。