意地悪な幼なじみの君に恋をした




はぁ〜…

と番号が書かれてる紙をため息混じりに眺める。


「12って誰〜?」

「えーっ!郁理くん11番なの!?」

「いいなぁ〜!12番!」


ま、ま、まさか…

あたしって郁理の隣の席!!?


先生の「移動!」の一言でみんな席を移動する。


「あ…彩葉か、隣の席」

「うん。よろしく」

「良かったな。チビ彩葉には一番前の席が似合う」

「あたしチビじゃないし!」


さっきから郁理はあたしをチビって言うけど、一応167㎝ありますからっ!

背の順だって一番後ろだし…。


まぁ…郁理から見たらチビかもしれないけどさ。