音を合わせる奏真の隣に座る。 オシャレな赤いソファー。 「なぁ、奏真」 「ん?」 「作詞作曲ってキツイか?」 「あぁ~…初心者にはキツイと思う。まさか…やる?」 「そう考えてた」 「マジか!?」 奏真はギターを抱えたまま、悩んでいる。 難しいのは百も承知。 けど、作詞作曲やったらかっこよくない? 「わかった。郁理に協力する!で…どうゆうの作ろうとしてんの?」 「ラブソング」 「ぷっ!」 「わ、笑うな!」 彩葉のために作ろうって考えてんだから…。