意地悪な幼なじみの君に恋をした




【郁理side】



いつ見ても奏真んちってデカイ…。

高級住宅街に並ぶデカイ一軒家。


「いいよな~広くて」

「んー自分ではよくわかんねーや」


笑いながら俺を家に通してくれる。


基本的に夜にならないと、奏真の両親は帰ってこないらしい。


階段を降りて地下室へ行く。

地下室がほとんど奏真の部屋みたいになってて、ドラム、ギター、ピアノ…などなどたくさんある。


羨ましい。


「よし!練習すっか」

「ここなら近所迷惑とか考えなくていいもんな」

「そそっ!音合わせよ」


そうだ…奏真に聞きたいことあったんだ。